石井の外れにある【十三八】の「鳥坂ラーメン」が美味しいとの評判を聞き、秀爺と訪れました。
訪れた時間帯も昼時と相まって大変繁盛しており駐車場も満杯であります。
注文したのは、こちらの名物「鳥坂ラーメン」です、(小)が450円、(中)が500円、と安価であります、他のお客さんが平均的に(中)を注文しているので、我々もそれに見習い(中)を注文、やがて運ばれて来たのがコレです、ご覧の通り500円にしては見事なチャーシューが2枚乗っております、丼の外部に着いているのはゴミではなくゴマであります。
さて、お味の方ですが、基本的に味付けは塩味です、塩味と言えばアッサリと思いがちですが、十分コクがありやや塩分多めですから、しっかりとしたスープです、それに幾分化学調味料大目ですから、一口目から万人が好む味付けで繁盛しているのもうなずけます、その点では阿南の【藤中】さんと一脈通じるものがあります。
訪れた時間が丁度お昼時の忙しい時間、たまたま裏口から入るとカウンター席の一番端っこが空いておりました、席に着くと丁度ご主人の仕事ぶりがつぶさに拝見出来ます。
店内はほぼ満席であり、注文が立て込んでおりますが、ご主人は慌てる事なく的確に仕事をこなしております、この落ち着きと手順の良さは相当年季が入っていると思われます、ここでこのお店のシステムに付いて気が付いた点があります。
一番目は麺を茹でるにはアルミ鍋にてまとめて茹でております、数回茹でると湯が粘ってくるので右の大きな寸胴の湯と交換しております、これは茹で湯が最初と最後ではムラが生じ、麺の茹で具合に相当出来不出来が生じると思います、現にボクが食べたのは幾分粘りが麺にまつわりついておりました。
二番目は化学調味料の量です、ティースプーンに擦り切れ一杯入れておりました、ボクはその1/4でいいと思いました、予想通り後味に化学調味料の雑味が残りました。
元々完成度の高いラーメンですから、この2点を改善するだけで相当グレードアップすると思われます。
(これだけ繁盛しているのだから、麺湯ではタニコーあたりの自動循環湯の大型にすれば、麺も美味しいしご主人の負担も相当改善されるのですが・・・)
2012 11/23
石井町石井字尼寺48−5
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