満額 年金支給、めでたい


 ええ〜、2014年、2月、今月をもちまして満65才、待ちに待った満額年金支給であります。

 この世に生を受けたのが1949年、戦後のベビーブーム、世間は現在とは異なりまだ混沌とした時代でありました、幼い頃には新町橋には傷痍軍人が立ち、赤線地帯には派手なおばちゃんで賑わっておりました、映画の「三丁目の夕陽」をそのままリアルタイムで経験した世代で御座います。

 当時は、老人になり年金生活等は未来永劫遥か彼方の出来事と思っておりましたが、気が付けば立派な爺になっておりました、ああ〜!、光陰矢の如し

振り返って思いに耽ると、「ボクの人生は何だったのだろうか?」と感慨無量でございます。


 さて、年金の件は前もって社会保険事務所に趣き、その詳細をお伺いたてておりました、年金支給は早ければ60才より可能との事、ただし支給額は低くなります、ボクの場合は65才支給ではその金額に大きな隔たりがあります、その差額を考えると「これは65才まで待つと楽しい老後が待っている」との考えに至りました、但しそれまでに死んでしまうと年金は貰わず終い、また65才まで待つという事は、それまでの数年間は極貧の生活を過ごさなければなりません。

 絶えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、ある時はシケモクを吸い、またある時は安物の焼酎を飲み、綺麗なオネエチャンの誘いにも負けず、ただひたすらこの日を待ちわびておりました。



おだやかな日々

若い頃には、物欲、色欲、名誉欲、等、個人的に差はあれど結構振り回されるものです、御多分に漏れずボクもこの歳になるまで駆け足で駆け抜けて来ました、我々団塊の世代は人に言われなくとも結構頑張るんです。

 ところがこの歳が来ると、そういう欲が希薄になります、もう残された時間はおおよそ察しが着きます、欲を追い求めると体感時間が短くなります、多忙を極めアクセクすると一年なんてアッという間に過ぎ去ってしまいます。

 そろそろボクも”花鳥風月”を楽しみ、おだやかな日々を送る事にしましょう、
必要以上の贅沢は慎み、四季の楽しみ、ゆっくりとした時の流れに身を委ねましょう、

 朝の目覚め、「小鳥さんおはよう、今日もいい日だ」なんてネ・・・


2014年 2月20日


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