ハローワークの緊急人材育成・就職支援事業

2011年、4月〜7月

自転車

初めてのWindows

 暇な日々を過ごしていたある日、馴染みのお好み焼き屋を訪れたボクは此処で耳寄りな話に出くわしました。お客さん(オバチャン)同士がなにやらコンピューターを習いに行くらしい、風体からはどう見てもコンピューターとは縁の無い(失礼)雰囲気です、よく聞くとハローワークに申し込むと勉強しながら毎月十万円くれるらしい?、「ボクも行けるかなあ?」とたずねると、収入と仕事がなければOKらしい、早速ハローワークに行き緊急人材育成・就職支援事業(基金訓練)を申し込みました、コースはネット・ショップ・クリエーター、主催は民間会社の (株)ビザンコム です、六十過ぎての手習いです。


自転車  毎朝九時半からの授業は楽しいものです、ふしだらな生活が規律正しくなります、生活が苦しいので外食はご法度、手弁当持参です、宛がわれたパソコンはWindowsXPです、授業で先生が「右クリックして・・・」、ボクは内心ギョギョ、オヨヨ!。パソコンといえば1980年代はもっぱらNECのPC-9801/MS-DOSが主流でありました、1995年Windowsが発売された頃にはパソコンは止めてしまい、ネットはもっぱらMacを使用しておりました、Macのマウスには右クリックなんてありません、ボクは「これは”初めてのパソコン”的な本が必要だな」と思いました。

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 やがてWindowsにもなれ、HTMLとCSSのお勉強です。
ホームページ製作は思っていたより簡単でした、それはかってアプリケーションは自分でプログラムしていたからです、プログラムするのに比べホームページのHTMLとCSSは関数は全くゼロ、むしろベタ書きの塗り絵的存在ですから、少々物足りなさを覚えます。授業を受け始め二ヶ月を過ぎた頃、「この先生、プロパティの解釈、相当感違いしているな」と思う様になりました、しかしボクは指摘しません、先生は年齢的に若く、馬鹿にされない様に結構威張って相当無理をしている様子だからです、何故ならば来ている受講者の皆さんは年配の方が多く、その約半数が基金の十万円が目当て(ボクも含む)だからです、変なコトを言うとせっかくの毎月十万円基金がフイになります、ボクは内心「十万円、十万円、」と思いつつ、時間は流れて行きました。

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 そして三ヶ月を過ぎた頃、受講者をチームに分けてホームページを自主制作する授業になりました、そこでテンプレートを作る段階となった頃、先生のテンプレート製作の講義を聴いたボクは「アカン、この先生、バカだ!」、そのバカさ加減に呆れ果ててしまいました。
 そもそも、HTML、CSS、を勉強し始めて二ヶ月程度の初心者に見抜かれる程度の低脳であります

そんな折その先生、何が気に触ったのか受講者にエライ剣幕で怒り始めたのです、ボクはバカなアンタに怒られる筋合いは無いわい、っと思い自主退学(後一ヶ月、十万円を残して、、トホホ)を決意。

 楽しくもあり、また、おかしいボクの緊急人材育成・就職支援事業(基金訓練)の体験でありました。 ハローワーク CSS

ブタ

教訓 : 貴重な税金、もっと有効に使いましょう。



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