2014年 10月21日、緊急入院が決定いたしました、
理由は食道ガンの発見、そう、あの
「やしき・やかじん」
の命を奪ったのも食道ガンであります。
食道ガンは有名人に比較的多く勝新太郎、立川談志 、藤田まこと、等、アーティスト系では 桑田 佳祐、小澤征爾、忌野清志郎、等、いずれも酒と煙草が大きく関わっている模様です。
酒と煙草と言えば・・・、十分に心当たりが!、何かイヤァ〜な雰囲気で御座います、こんなところで有名人の仲間入りはしたくないものです、しかし、幸いな事は偶然に食道ガンが早期発見されたことであります、現在は食道ガンである自覚症状は全くないのです。
食道ガンはその性質上、自覚症状が出にくいガンの様であり、明らかに自覚症状が出た場合は相当進行しているのが通例の様です、では、早期発見はどの様にすれば良いのか?、現在は精密健康診断にて胃カメラで発見されるのが最も多いようです、したがって健康診断等嫌いな方で、酒と煙草が好きな方は、発見した時にはすでに手遅れ、っとなる公算が大きいのです。
では、何故ボクが食道ガンの早期発見出来たか?、その過程は皆様に結構役に立つと思いますので、その一部始終を報告いたします。
コトの起こりは2013年の夏、徳島ジャズストリートに急遽Bassで出演する事になったのです、もう50年以上も楽器に触っておりません、練習に加わるも頭で思っている音は出てきません、Bassの命であるビートもまことに情けない限りであります。
一時は出演は辞退も考えたのですが、天性の歌の上手さを持つボーカルの彼女達の協力やバンマス(HIDE)のおだてに乗り、年甲斐もなく乗りに乗ってシャウトであります、ここで不意に意識が無くなります、あえなくダウン、気がついた時は救急車の中であります。
緊急病院に搬送されたボクは、ここで異常な高血圧を告げられました、高血圧と言えばボクの同級生である秀爺も以前脳梗塞を患い、あわや半身不随の一歩手前まで経験しております。
ここで高血圧の治療を行う事となり、その原因追求のため身体の総ての部分に至るまで精密検査を行う事となりました。
実を申せば実生活の素行はお世辞にも褒められたものではなく、暴飲暴食は日常茶判事であり、精密健康診断等は何を言われるか恐ろしくてとても行えませんでした、男は意外と臆病な部分を持っているものなのです。
色々精密検査を行ったところ、CT映像に異様な傾向が・・・、更に胃カメラに写った映像は人間の一生を左右させるモノでありました、
主治医の先生曰く、
「食道ガンの傾向があります、至急徳島大学病院の方へ行ってください」
恐るべき発言であります、にわかには信じられません、
緊急病院の資料を携え、ボクは恐る恐る徳島大学病院を訪れました、結果は紛れも無く初期の食道ガンでありました。
さて、ここで問題です、食道ガンの発生を不幸と感じるのか?、はたまた食道ガンの早期発見を幸せと感じるのか?、であります、
ボクは早期発見を幸せ、っと感じることに致します、そして世の中の酒と煙草が好きで、精密検査が嫌いな方々への忠告です、心当たりがある方は早急に精密検査の実施をお勧めいたします、
対処が間に合えば、それは大変大きな幸せと思っていいでしょう。
世の中、何が幸いするか解りません、ボクは血圧変化により気絶し、救急車で搬送されたお陰で早期発見に恵まれました、今にして思えば、救急車で搬送されなければ・・・?、っと思うとゾッといたします。
丹黒 章 先生、
【出身地】:山口県宇部市、
【趣味】:テニス,乗馬,テレビ鑑賞、
【特技】:手術、
【尊敬する人】:吉田松陰、
【座右の銘】:敬天愛人、
丹黒章先生に治療していただきました、せっかく授かった命、有意義な時間にしたいと思います。
吉田 卓弘 先生、
【出身地】:徳島県
【趣味】:徳島の自然を満喫できるフィッシング,ゴルフ
【特技】:度胸英会話
【座右の銘】:先手必勝
【一言】:主に食道疾患の治療を担当しております。患者さんが前向きに治療を受けられるよう診察しています。
【資格】
外科学会指導医・専門医,消化器外科指導医・専門医,食道科認定医,がん治療認定医,消化器がん外科治療認定医
西野 豪志 先生、
【出身地】:徳島市
【趣味】:マラソン,阿波踊り
【特技】:ドラム・太鼓演奏
【尊敬する人】:丹黒 章先生
【座右の銘】:Heroes are amorous.
【一言】
食道外科を中心に担当させていただいています。丹黒 章先生のもと、低侵襲な食道手術、術後合併症の予防、化学療法の副作用の軽減など、からだに優しい食道疾患治療を実践するべく日々精進してまいります。素直な気持ちと親身な態度をモットーに、最善の治療を提供できるよう日々の診療に当たってまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
【資格】
外科専門医,消化器外科専門医,消化器がん外科治療認定医,食道科認定医,がん治療認定医
2014年、10月21日、徳島大学病院に入院
10月21日〜23日、この間に基本的な検査を行います、更にCV留置、
採血、レントゲン撮影、CT撮影、
胃カメラ撮影、消化菅造影、
これで抗がん剤投入の準備が完了いたしました、
10月27日より抗がん剤による治療が開始されます。
10月30日、抗がん剤投与より3日目、何か、心のときめきが失せる様な重たい気持ちを感じる、いやだなあ〜。
11月4日、抗がん剤治療が始まり、すでに1週間を過ぎました、抗がん剤治療が始まるとその副作用により、食欲不振に陥り体力は
弱体化し、頭髪は抜け落ち、悲惨な状態、っとの報告がありますが、ボクの場合、今の所その様な傾向は全くありません。
禁酒、禁煙、早寝、早起き、管理された食事、等の成果か、痩せ細る所か逆に若干太り気味ですらあります。
11月9日、長期間、病院という環境に閉じ込められると、病人族という環境病に蝕まれる錯覚に陥ります、
まず大声を発する環境ではありません、たまには「ツイスト&シャウト」とか「天城越え」あたりを心底吼えないと!。
12月8日(月)、手術実行、眠っている間に済みました。
2月2日、退院
2月17日、食事がスムーズに行かず、再度入院。
2月23日、手直し手術実行。
4月24日、再度退院。
7月23日、外来に訪れました、待ち時間に入院中同室だったMさんにお会いしました、
何でも肺に転移があり、来月より再度入院の模様です、お気の毒に・・・
しかし、明日はわが身?、の可能性もあり、この懸念は一生着きまとう事でしょう。
12/17、外来診療に行く、急遽12/21日、緊急再入院、どうも首に締め付けがあり、誠に調子悪い、
食道内径の収縮ではなく、外部筋肉に締め付けられている模様、ああ〜「ガクッ」、
なにか、年末年始は病院で過ごすのが恒例か!・・・・・
今回悪い知らせが・・・、Mさんが亡くなられた、何と言ったらいいか!、人生とははかない物です。
12/28、一応退院、来年1/7日、再度入院、やれやれ!。
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2/13 二回目の手術時、喉に肉を移植した部分が異常です、
喉を強烈に締め込み、再度手術の必要は間違いない模様です。
只今、首周りの肉の研究をはじめました、
切実な悩みなのです、先生と同レベルの理解力で会話しなければなりません。
二度目の手術の折、首周りに「きょうさにゅさつきん」移植した模様であります、
手術後半年が過ぎた頃から、異常を感じ始めました、それは首が圧迫されはじめたのです、
首への圧迫は、日増しに強力となって行き、首への苦しさと平衡感覚にも異常をきたす様になりました、
2/末日 終に異常発生 食道が完全に閉鎖されてしまったのです。
定期的に行う模様です
ピアノの瀬部妙子は友人です
ああ〜、入院して二年が過ぎました
2016 10/24
音楽好きなTさんです、
←(笑顔が素敵です)
徳島ジャズ・ストリートも・・・!
西野豪志先生であります、ボクの担当の先生でありました、
体調に不安がある場合には先生に恐る恐るご質問です、
先生は「いける!、心配なし」、語尾を濁さず、自信に満ちた返答は心強いんです、
まだ、お若いのですが、やがて著名な名医になる!、っと思っております。
ボクの手術にはお腹の脂肪に苦戦したそうです、
おかげで生きながらえております、ああ〜、感謝であります。
後藤先生、お若いにもかかわらず、将来有望、
患者さんの立場になっての対応は有難い。
2020年、6/15、難しい手術完了、
喉の骨は排除出来た、致命的な詰まりは解消、
しかし、喉の神経と思われる緊張が残る?
ああ〜、救いの道はあるのか?
今日も車椅子に患者さんを乗せて、病院内を縦横無尽に搬送してくれます、
彼女は老人搬送の名人、老人急便、であります、
通路に段差があろうとも、独自の技でスムーズ駆け抜けます。
ボクは入院中、彼女に大変お世話になりました、
声はオッサンですが、目がクリッとして可愛いんです。
この画像は無断掲載であります、画像はナースステーションよりトリミングしました、
したがって、画像の解像度は今一であります、今度、外来で訪れた折、掲載の許可をいただきましょう。
本人はこの画像よりももっと美人であります、今度綺麗に撮って来よう!。
入院中、Yさんとは係りが異なるのか、あまり会話がありませんでした、
ところが、最近知ったのですが、Yさんはボクの友人のお店のお客さんでありました。
2015 7/19
徳島大学病院の食事であります、
これが大変美味しいんです、
病院食ですから、油脂分の多い濃厚な味とは対照的です、
薄味ですが塩加減と味付けは一流料亭並、
聴く所によると評判は今ひとつとのようですが
ボクにとっては大変良く出来た病院食であると思います。
770-8503 徳島市蔵元本町2丁目50−1 徳島大学病院
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教訓 「もし救急車に乗らなかったら・・・、考えただけで戦慄が走ります」
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