天晴


店舗

レシピだけでは解決出来ない

少し前から、ラーメン仲間の間で【天晴】が美味しくなったという噂が入って来ておりました、ボクは6月に食べに行った折は、濃厚なスープではあるが仕事が雑で後味が悪く、「掲載以外のラーメン」に酷評を書いておりました、したがってラーメン仲間にはドリフターズのいかりや長介のセリフではありませんが「ダメだコリャ」と言っておりました。
 しかし、フト考えたのですが、「美味しくなった」と言う意見には可能性があるかも知れない?、と思っておりました、今回【天晴】さんが11月一杯で閉店を知り、まあ最後だから確かめておこうと思いお伺いした次第です。
 本日秀爺を従えて確かめに参りました、コッテリ&ガッツリが苦手な秀爺が「いけるでえ」と・・・、確かに以前の雑味は消え失せ、辛口ではあるがキリッとしたコクと旨味がガツンと来ます、生ニンニクを入れるとスープに厚みが増し、評判のチャーシューとマッチします、渡辺製麺の最高級の麺は風味は最高で、ラーメン屋が作る自家製麺等は比較になりません、イヤァ〜これなら全く文句御座いません、旨いです、では何故味の変化が起こったのでしょうか?。
ラーメン   実は【天晴】さんは法人なのです、店長をはじめスタッフは全て親会社の社員であります、ラーメン作りはレシピをマニュアル化しており、マニュアル以外の気配りは責任者である料理長に委ねられます、したがって料理長が変わるとその味も変わる訳です、聞くところによると以前の料理長は数ヶ月前に辞め、今は新しい料理長で営業しているそうです、予想は的中いたしました。
 現在の料理長は、如何にして美味しいラーメンを提供出来るか、という信念でマニュアル以外の部分で相当気配りを行っているそうです。

ラーメン

間もなく閉店

折角ここまでの味が出せた【天晴】さんですが、誠に残念ですが11月をもって閉店となります、別に営業不振では無いのですが、親会社が店舗をレシピ共々売却し、外食産業から撤退を決めたからです。

 ラーメンの味とは、レシピ半分、人柄半分、これは極めて重要な事です。
 【天晴】さんは売却されたのですから、多分別のオーナーがラーメン屋を営むと思われますが、さて、どの様な味になるのでしょうか?

2012 11/26

徳島市山城西4-22-2


 

[前ページ]

[トップ]